冷却水漏れ
ディーラーでタイミングベルトの交換をお願いしたついでにウォーターポンプも交換してもらい安心して乗っていると・・・
ウォーターポンプの合わせ面から冷却水が滲んでいるのは気が付いていて「まいっか」と流していましたが、先日800kmほど遠出をした際にリザーブタンク内の冷却水が劇的に減っていることに気が付いてびっくり!
こりゃマズイ!!
オイルパン上部の様子。これは滲むというより滴っていた感じ。誤魔化しながら乗っているといつか大ごとになるので早めの対処が必要ですな。
本件はウォーターポンプのガスケットを交換してあげれば直る(はず)。ついでに手の届く場所のOリングも交換してあげましょう~
ちなみに桃色は購入できた部品で×印は出ない部品。某三菱自動車よりは出るほうなのでとても助かります~
最初にタイミングベルトカバーを外してあげる必要がありますが、面倒なことにシリンダヘッドカバーを外さないといけないのです。外すだけならまだよいけど・・・
このタイミングベルトカバーNo.3の取り外しにシリンダヘッドカバーの取り外を必要としていて親切さが欠ける設計なのか意図があるのか・・などブツブツ言いながら。
取り外し成功!そしてその下にあるタイミングベルトカバーNo.2も取り外し。全然なんたってことない作業なのに狭くて作業進捗率が至極悪いT_T
ディーラーで作業していないはずのウォーターインレットパイプの繋ぎ面からも冷却水漏れの痕跡が。。想像するに、つなぎ目にカチカチになったOリングが入っていてウオーターポンプ取付けの際のガタガタ・グラグラなどでカチカチOリングの隙間から滲むようになってしまったのかと。。
整備書によると「ウオーターポンププーリー取り外し」「ウォーターインレットパイプ取り外し」と書いてあります。なるほど!プーリー外してウォーターポンプ外して・・・という手順ですね♪
・・・。
プーリー取り外しできないやん!
ボディに干渉して外せない><
さてどうする・・・
そしたらウォーターインレットパイプの取り外しを先にやっちゃいますか!
ウォーターインレットパイプとはこの黄色のパイプ。
・・・。
ウォーターインレットパイプも外せません!
というのも直上にインマニがあったり何だりで奥まで手が入らずだし、なんせ奥にあるパイプも外さないといけないという作業は到底無理。整備書を鵜呑みにしてはいけませんね。整備書あるあるですけど💦
さあどうする!!頭をつかえ!
ほんのちょっとの差でプーリーが出ないのならインレットパイプをずらして外せないかTRY。矢印のナットを何とか取り外して、タイミングベルト後ろのウォーターポンプを取り付けているボルトをすべて外すと・・・
ウォーターポンプごと引き出せそうな隙間ができる!
これはキタか!
やりました!プーリーはウォーターポンプごと取り出せました!!ってプーリーを取り出すのが目的ではないんですけど(笑)
あああーーーーガスケットが冷却水を吸ってシナシナ状態。これ、ウォーターポンプに同梱されていたガスケットのようですが液体ガスケット塗布するタイプなのかな・・・。ガスケット単体で購入したものと違う気がする。。
ウォーターインレットパイプの口。
奥にあるのがエンジンブロック側のOリング。硬化していてカチカチ。
右が旧。左が新。30年の歳月という現実。
新品を入れてみるもうまく保持してくれずすぐに落ちてきそうな感じ。
ウォーターインレットパイプ受け部のOリングも交換。これでここからの漏れは止まるはず!!
ウォーターポンプ側の作業へ。ウォーターポンのガスケットを剥がしてみると、さらに過去のガスケットの剥がし残しが出てきました。
きっとこれ漏れの原因。
古いガスケットは綺麗さっぱり取り除いて傷があれば修正するのが定石。なんですが・・・ディーラーは時間仕事なのでそこまで手間をかけている余裕はなくこの状態で組付けたのでしょう。
というわけでウォーターポンプ側もその受け側も綺麗にします。どうしても残ってしまった古いガスケットは#1000のペーパーやオイルストーンで綺麗に。これで漏れてくることはないでしょう~
何とも気持ちのよい状態^^ あとは組付けだけ!
ちなみにオイルレベルゲージのポート(パイプ)端部のOリングも再使用不可品なので交換しておきます。
本当はプーリーをウォーターポンプに固定してから取り付けたところですが、その状態では取り付けることができないのでプーリーは後から。
狭すぎで上側からではボルトを入れることは困難なので下からボルトを入れ、メガネレンチでちまちま締め込みます。
ただチマチマしていると夜が明けそうなので、このようにメガネをセットしたままプーリーを右に回転させると閉まっていきます。ただプーリーを空転させてはいけないという記事を見たことがあるのでこんなやり方でいいのかどうか(←実際どうなんでしょうね??)
最後の締め込みはベルトをかけたあとに行えばOK!
プーリーを戻したりタイミングベルトカバーを戻したりで復元していきます。ほんと疲れる。。疲れる原因は狭さゆえのストレスかな(笑)
ちなみに馬をかけて作業ポジションを高めにしておくと体への負担は少なくて多少楽ですね~
シリンダヘッドカバーの取り外しで何が面倒くさいかって、シリンダヘッドガスケットの取付け。古い液体ガスケットを剥がしてガスケット面をキレイにして新しい液体ガスケットを塗布して、と大した作業ではないものの手間です。
そしてベルトをかけまして・・・
ついでについでの作業
以前ディストリビュータ部からのオイル漏れを修正したのに、、、
また漏れてしまっていまして。。なんで???と思って調べていたら、
パーツリストを眺めていたら、前回使用したのは前期用で後期用はこちらの部番ということに気が付いて(笑) うっかりでした。これで直るといいな。
エア抜き
作業が脱線してしまいましたが、
冷却水を入れてエア抜き。フィラーがないので口のMAXまで入れウォーターホースをもみもみしたりして液体が膨張してきたらキャップをしめてアイドリングさせたりレーシングさせたりして放置します。2回ほどサーモスタットが開く(ファンが回る)までやればまあよいでしょう。
最後にリザーブタンクに冷却水をFULLラインまで入れて完了!
エンジン回転も問題なし!異音もなし!
ウォーターポンプからの漏れ滲みもなし!
とんでもない作業時間でしたが漏れがなくなり、良き良き☆
完了後3週間以上経過しても問題なしです!