クランクシャフトプーリー(2)
AE91系のクランクシャフトプーリーと部番は近いし同じ5AF用だし使えるでしょ!ということでゲットしたクランクシャフトプーリー。
現車のクランクシャフトプーリー。見た目は何となく同じっぽいからポン付けで行けそう!
これが無いとセットボルトを緩めることができないので仕方無く購入。
長いスピナーハンドルを持っていないのでこちらも。12.7sq。さらに17のソケットも購入。あー出費だわ。。
色々な車種に使えるのでしょうけど、こんなにいらないボルト。
回り止めのスピナーハンドルをセットしてセンターのスピナーを回すわけですが固い!ディーラーで一度緩めているとはいえ固っい!整備書では12±1kgf・mの締め付けトルク。車体はパンタジャッキで上げただけの高さなので力をかけづらく・・・そして緩みました。
おっと、これは全く同じじゃないの!!内径が細い気もしますが測っても同じ!
全く同じやんけ!
オルタネータ用、ウォーターポンプ用の溝も全く同じ!とりあえず使えそう!でも何で部番が違うんでしょうね(笑)
あ゛
高さが違う!
この中心部分の出幅が違うんだ!!部番の違いはこれかあー
うわー使えないじゃんこのプーリー!
くっそーダメかあ・・・
これが現車に付いていたプーリー。
入るは入りましたがこれじゃあ奥に入りすぎるんですわー。入りすぎるということはウォーターポンプやオルタネータのプーリーとズレてしまいベルトが斜めにかかるのでたぶんアウトでしょうね。。
と思ってオルタネータの取り付けブラケット部番を調べてみたらAE91とAE100とでは違っていました。恐らくこのプーリー位置に合う部品なんでしょうねー。たった数ミリの設計変更って何なんだろう。ダメかあー参ったわー
いや待て!
入りすぎか!
だったらもっと手前になるようにすればいいやんけ!
ということなので、奥にアルミを挟んで出前に出してやる方法をやってみることに。
差分は2.3mmか2.4mm。多少潰れることを考慮して2.4mmとなるようにしましょう・・・
板にけがき線を入れてはさみで切り出し
1mm+1mm+0.4mmの3枚を製作。キーの部分は形状を作るのが面倒だから切ってしまおうかと思ったけどきちんと切り込みを入れて対応。
アルミのプチ加工とはいえ板金やっていて良かったあと思った瞬間\( ^^)/
最後はやすりで調整!オリジナルスペーサ万歳\(^o^)/
雑なやり方ですが検証を。
おおーいいじゃないの!これでイケそう!!
スペーサを入れて・・・
スペーサと部番違いのプーリーを入れてみると少し手前に位置しました。2.4mmほどなので外れたり具合が悪くなることはないでしょう~(たぶん)
あとは規定のトルクで締め付け。安物トルクレンチはMAX 110Nm(≒11.2kgf.m)ですがまあヨシということで^^
そして左手でスピナーハンドルを固定し右手でトルクレンチを押し込んで締め付けるわけですが10kgf・mとはいえ容易ではない・・・うーむ。
そこでスピナーハンドルをこの位置になるようにして締め付けた時に車体に当たるようにしておきまして、、、
トルクレンチを骨が折れるんじゃなかろうかという力で締め付けます。
ネットで色々と調べていたら70スープラのセットボルトは300Nmが規定らしく「大変」という記事がありましたが大変というレベルではないと思います。
数kgの重量があるプーリーが高速回転するわけですからそれ相応締め付けトルクが必要なんでしょうね。
ついでにベルトを(再び)新品にしておきます。全然大丈夫とは思いますが削れ疑惑があったので。
これでベルト回りが全て新しくなったので安心です!クランクシャフトプーリー、一件落着!!
※2020.10.27現在 交換後1000km走行しても異常無し!
いやー製廃品にはほんと泣かされます。。こうして何とかなったからいいものの他車・他社からの流用で本格的に加工が必要になるとお手上げに近い。勉強になりました。