車検前整備(2)マスタシリンダオーバーホール・1
車検前整備としてフルード交換は我が人生上の義務作業です。
というのもフルードは水分が好物なので交換しないでいるとそのうちホイールシリンダ内にサビを呼び、最悪はホイールシリンダを交換・・・ということに。。
そう、タヌキ1号車で経験済みなのです。しかももう手に入らないストック品に泣く泣く交換・・という。大丈夫そうに見えても見えないところで蝕んでいるのは貴方の身体と同じなのです。
というわけで、フルード交換タイム!
と言いたいところですが・・・
タンク内のフルードが黒いのが気になる。。
2年前にも交換はしているんですが、マスタシリンダピストンのカップ類だか何だかが劣化していてこうなってしまうのかと。。
このままでは気持ち悪いので、意を決してマスタシリンダのピストン交換も行います!
ブレーキマスタシリンダ取り外し
まずタンク内のフルードをスポイトなどで抜きましょう~。抜かなくてもいいですが、抜いたほうがラクです。
ごらんのとおり飴色に><
マスタシリンダに接続しているパイプをフレアナットレンチで外します。パイプを外すとフルードが垂れてくるので注意!!
整備書ではウェイ(丸印の分岐部品)のところも外せ!とありましたが外さなくても何とかなりそうな予感がしたので無視。
整備書によれば5A-FEエンジン車のマスタシリンダはナット2点止め。と思いきや現車を見たらAE92と同じ3点止めでした。
前期と後期で5Aエンジン車の設定が変わったんですね。
3点止めだと何がどうなるかというと、うち1つのナットの取り外しが・・・><
エクステンションして斜めにソケットを当てて何とかナットに喰わせて・・・。こういった設計は何とかならないもんすかねぇ。。
取り外せました!
丸印のビスを外してタンクを上に引き上げれば簡単に取り外せます。
パーツクリーナーを使ってタンク、フィルタ、フロートを徹底的にキレイに!
マスタシリンダ本体は真鍮ブラシを使ってそこそこ綺麗にします!
この面にはガスケットが貼りついているので除去して#2000のペーパーで綺麗に!
まあ見なくても出来そうな作業ですが、見えない落とし穴にハマらないよう手順を確認しながら。
最初にブーツを取り外し。
お次にビストンストッパボルトを外します。
外すとさらにフルードが流れてくるので注意。結構でてきますよー
STRAIGHTでこれを調達。いままでラジペンを加工したものを使っていましたが、ここいらでちゃんとした工具を。
ちょちょいっと取り外し。
マスタシリンダを逆さまにしてコンコンと軽く叩いたら落ちてきます。
それなりに劣化しているのかなーと思いきや、そんなでもなかった・・
つづく・・・
“車検前整備(2)マスタシリンダオーバーホール・1” に対して1件のコメントがあります。