車検前整備(3)マスタシリンダオーバーホール・2
では後半戦へ!
マスタシリンダのリペアキットの中身です。
ピストンだけかと思いきや、ピストン止め、ピストン止め用ガスケット、スナップリングも新品が付いてきました。なので別途買う必要はありませんね。
ちなみにマスタシリンダはAE92と同じっぽいのに、このキットはAE91用となっていてAE92とは部番が違うんです・・・。と思いきやABS搭載車の場合はAE91、AE92で共通だったりで意外と複雑。。
ブーツ、オイルタンクのところのグロメット、マスターバックのところに付けるガスケットも新品を用意。万が一の万が一でミスる可能性もあるので(?)ブーツとガスケットは余分に購入(笑)
年季が入ってますねー。。。こびり付いていたら剥がすのに苦労しそう。スペースが無いからスクレーパーもやりにくそうだしカンベンしてほしい・・・
と思っていたら綺麗に剥がれてくれてラッキー池田!
軽く清掃して新品をセット!
これで車体側の受け入れ態勢が整いました!!
マスタシリンダの内部を清掃。と言ってもキズ、サビが無ければ何もする必要なし。パーツクリーナで綺麗にする程度でOKですね。
内部はサビなしピッカピカの状態。
オレンジのスマホで撮影したのでまるでHAL9000のランプのよう(笑)
ピストン組付け
いよいよ終盤に。
矢印箇所にラバーグリスを指で塗布。指に付いたグリスはシリンダに指を突っ込んで塗布でもしておけばよいでしょう~
ピストンを入れます。
言うまでもありませんが、タンデムタイプのピストンは順番を間違えないように。もちろん後ろ前も間違えないように。
アハハ間違えるわけないやん(笑)ってお思いでしょうが、この暑さで思考が弱っているからこそゆっくり丁寧に。やらかす時はやらかします(笑)
ピストンを入れスナップリングで止めたら、新品ガスケットを介してストッパボルトをねじ込みます。
トルクは100kg・cm・・・なので約10N・mで締め付けてねって整備書に書いてありますのでその通りにやろうと思ったけど手トルクで締めました。
しかしトルクだけは未だSI単位系に馴染めない(笑)MKS単位系が直感的。まあ21世紀を20年過ぎてもヤードポンド法を使い続けているお国よりはまだマシですが。
グロメットを入れる前にラバーグリスを塗布します。内側も外側も全体に塗布しておきました。
グロメットを入れてリザーバタンクの受け入れ完了!!
リザーバタンクを取付けてネジで固定をします。
最後にブーツを取付けます。ブーツは向きが決まっていて水色矢印のところにある凸部が真上になるように取り付けましょうー
マスタシリンダのリペア完了!!
ここまでの作業に2時間かかりました(笑) 慣れていればちゃっちゃっと30分もあれば出来るかもしれませんが^^;
エア抜きと取り付けとエア抜き
まず最初にマスタシリンダのエア抜きから・・・
私の語学力では写真が無いと説明ができないので整備書から・・・マスタシリンダを車体に取り付ける前にマスタシリンダのエア抜きを実施します。
この作業、万力があったほうが遥かにラクです。私はなんとか両手だけで対応しましたが、もう一度言います。万力があったほうが遥かにラクです。
マスタシリンダを車体に取り付け→ブレーキパイプの接続、をします。
ブレーキパイプはフレアナットレンチを使用するのは当たり前として、パイプのフレア部分が中で斜めになって取り付けてしまうと漏れの原因になり修正も厳しくなるので、これを避けるためにナットを軽く入れたあとパイプを外し方向にテンションをかけながらナットをゆっくり締め込んでいきます。
そうするとフレアが変な位置で固定されることなくしっかり確実に接続ができます。
あとはホイールシリンダのエア抜き。
シリコンホースにワンウェイバルブを2つ付けたものを使用して、いつも一人で行っています。ワンウェイバルブを2つにしているのは保険(安物は信用していないため)。
後輪左→後輪右→前輪左→前輪右の順でフルード切れをしないように・・・。どのくらいの量を使えば古いのが一掃されるのか分からりませんが、500ml缶x2弱の量を投入したのでまあ全部入れ替わっているでしょう!!
これでマスタシリンダのピストン交換完了!!
ずっとやりたかった作業が1つ終了です\(^o^)/
お次はブレーキ周りの点検orパットの交換をせねば!!
つづく・・・